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猛暑と節電

記録的な高温が続く2022年の夏。電力の供給余力が乏しく、政府による7年ぶりの節電要請が出ています。

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6月下旬の最高気温平均、15都県で最高更新 異例の暑さ裏付け

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強い日差しの中、日傘や小型扇風機を手に浅草を歩く人たち=東京都台東区で2022年6月27日午後3時、和田大典撮影
強い日差しの中、日傘や小型扇風機を手に浅草を歩く人たち=東京都台東区で2022年6月27日午後3時、和田大典撮影

 連日各地を襲う厳しい暑さが、記録的にも際立っていることが改めて明らかになった。気象庁が公表している6月下旬の最高気温の平均値を分析したところ、15都県で過去最高を「更新」し、歴代2、3位に相当するケースも16府県に及んだ。異例の暑さが改めて裏付けられた形だ。

 取り上げた観測地点は、東京都千代田区(東京都心)と、ほか46道府県の道府県庁所在市にある計47カ所。2021年までの6月21~30日の最高気温の平均値と、22年6月21~27日のそれを比較した。

 今年の数値が過去最高に相当する15都県は、青森▽岩手(盛岡)▽茨城(水戸)▽栃木(宇都宮)▽群馬(前橋)▽埼玉(さいたま)▽千葉▽東京▽神奈川(横浜)▽新潟▽富山▽石川(金沢)▽福井▽長野▽島根(松江)。観測の始期は観測地点によって異なるものの、東京は観測を始めた1875年以降、過去147年間で最高の32・1度だった。青森(27・3度)、石川(32・4度)は過去140年間で、島根(32・2度)は…

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