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水無田気流の言葉と社会

詩人、社会学者の水無田気流(みなした・きりう)さんのコラム。

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不機嫌がばらまく苦痛 /茨城

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母と娘=宮本明登撮影(本文とは関係ありません)
母と娘=宮本明登撮影(本文とは関係ありません)

 フキハラ。最初にこの言葉を目にしたとき、とっさに浮かんだのは、白衣を着てほほ笑む料理研究家の土井勝の姿だった。

 だがそれは、料理番組で取り上げるフキの献立のようなものとは正反対。陰惨な「不機嫌ハラスメント」の略語であった。不機嫌な態度で相手を威圧し、言葉で具体的に示さずに相手の気遣いを暗に要求したり、自分の優位性を示そうとしたりする行為とのこと。

 類似の言葉に「モラハラ(モラルハラスメント)」がある。倫理観を欠く精神的虐待を意味する。ともに職場でも家庭でも起こり得るが、ネット上などで圧倒的に多いのは「夫」とのワンセットだ。悲しい話だと言わざるを得ない。

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