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猛暑と節電

記録的な高温が続く2022年の夏。電力の供給余力が乏しく、政府による7年ぶりの節電要請が出ています。

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エアコン、結局使っていいの? 戸惑う声 混乱はなぜ起きた

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エアコンを選ぶ男性。売り場では客足が増えているという=大阪市中央区のビックカメラなんば店で2022年6月28日午後4時36分、高良駿輔撮影
エアコンを選ぶ男性。売り場では客足が増えているという=大阪市中央区のビックカメラなんば店で2022年6月28日午後4時36分、高良駿輔撮影

 政府から節電要請が出ているなか、熱中症対策でエアコンを使っていいのか、戸惑う声が上がっている。一つの課題について両立しない矛盾した指示をされて混乱する状況を「ダブルバインド」という。SNS(ネット交流サービス)上には、ダブルバインドを警戒する声も。心療内科医の海原純子さんは「節電を求めるメッセージを出す際に工夫が必要だった」と指摘する。【大野友嘉子】

 政府は6月7日、家庭や企業に今夏の節電を要請。26日には東京電力管内に初の需給逼迫(ひっぱく)注意報を発令した。しかし、この猛暑である。各地で6月の最高気温を更新する地域が相次ぐ。埼玉県や三重県では熱中症が原因と思われる死者も出ている。

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