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往復食簡

料理のプロの二人が隔週で交互に登場し、共通テーマに沿って自慢のレシピと調理のポイントを説明します。

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笠原将弘さんのレシピ トマトと鶏ささみのフライ

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トマトと鶏ささみのフライ=尾籠章裕撮影
トマトと鶏ささみのフライ=尾籠章裕撮影

今回のテーマ=トマトが主役

火を通すと引き立つ甘み

 以前ご紹介した「サーモンのトマト照り焼き」(5月22日掲載)では、照り焼きダレにトマトの酸味を加えました。今回はもっと、夏においしいトマトがバーンと主役に躍り出る一品です。

 タサンさんも、プチトマトをローストしていましたね。トマトは加熱するとうまみ、甘みが引き立つんです。生食ばかりではなく、ぜひ火を通しても食べていただきたいですね。

 それにしてもトマトのフライは、なじみがない方も多いかも。トマトに含まれるリコピンは、油と一緒に取ると吸収率がアップするので、栄養面でもお薦めしたいところです。

 衣がつけやすいよう、トマトの皮は必ず湯むきして。ムラなくしっかり薄力粉、溶き卵、パン粉の順につけていきます。揚げる時間は、中が温まって外側の衣がカリッとする程度まで。ささみも同様に衣をつけ、一本丸ごとの大きさで揚げますが、あまり揚げすぎず余熱で火を通すようにします。

 外はサクサク、中にうまみをギュッと閉じ込めたトマトのフライは、ショウガやカツオ節を加えた和風マヨネーズにピッタリ。熱々のうちにどうぞ!

材料

(2人分)

トマト 中玉2個

鶏ささみ 2本

シシトウ 4本

ショウガ 2かけ

塩 少々

コショウ 少々

卵 1個

薄力粉 適量

パン粉 適量

揚げ油 適宜

A

マヨネーズ 大さじ3

カツオ節 大さじ1

しょうゆ 小さじ2

作り方

❶ショウガはみじん切りにして、Aと混ぜ合わせる。

❷トマトは皮を湯むきして、厚さ1.5センチ程度の輪切りにする。

❸ささみは筋を取り、塩コショウする。

❹②③に薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。トマトは水分が多く衣がつけにくいので、薄力粉を丁寧にまぶしておいておくとよい。

❺170度の油で④を2~3分、中が温まって外側がカリッとする程度まで揚げる。シシトウは包丁で切れ目を入れ、ヘタを取って素揚げにする。

❻ささみを一口大に切ってトマト、シシトウと一緒に皿に盛る。①、塩(分量外)を好みで添える。

(1人前602キロカロリー)

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