「人なれ」ヒグマ、捜索阻む 知床事故 海保「襲われる危険」 /北海道

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道路を悠然と歩くヒグマの親子。乗用車との距離は近い=北海道斜里町で2022年5月12日、貝塚太一撮影(一部画像を加工しています)
道路を悠然と歩くヒグマの親子。乗用車との距離は近い=北海道斜里町で2022年5月12日、貝塚太一撮影(一部画像を加工しています)

専門家「監視役置き、常に音や声出して」

 知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を巡り、事故現場周辺の沿岸での行方不明者捜索を阻む生物がいる。ヒグマだ。荒れやすい海上の捜索は難航したが、陸上での捜索では人を恐れない特性を持つヒグマの存在が一つの妨げとなった。知床半島では「人なれ」が問題になっているという。【加藤佑輔】

 「沿岸の浅瀬で潜水捜索もしたいが、ヒグマに襲われる危険を否定できない。慎重を期す必要がある」。ある海上保安庁の関係者は、そう話す。ボランティアで捜索に参加した60代の男性漁師は毎日のようにヒグマを見たといい、万が一に備えて撃退スプレーを携帯しながら活動を続けたとする。

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