砂川闘争の実物展示を 旧米軍基地巡る歴史を後世に 立川市の「学習館」縮小計画 地元住民ら要望書 /東京

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記者会見する「砂川の歴史文化展示コーナーを存続させる連絡会」のメンバー=立川市役所で2022年6月29日、木村健二撮影
記者会見する「砂川の歴史文化展示コーナーを存続させる連絡会」のメンバー=立川市役所で2022年6月29日、木村健二撮影

 立川市が市立施設「砂川学習館」の建て替えに伴い、1950~70年代に旧米軍立川基地の拡張計画を阻んだ「砂川闘争」などの資料の展示を縮小する方針を示している問題で、地元住民らでつくる連絡会が29日、常設展示の存続と実物展示の拡充を求めて清水庄平市長宛ての要望書を提出した。地権者の子孫らが同市役所で記者会見し、「歴史を後世に伝えていくことが私たちの使命」と訴えた。【木村健二】

 砂川学習館は、砂川闘争や伝統産業だった養蚕の資料を展示する「砂川地域歴史と文化の資料コーナー」(床面積約28平方メートル)を設けている。砂川闘争の資料では、測量隊や警官隊の接近を知らせるために鳴らした半鐘や住民らの手ぬぐい、たすき、写真パネルなどを常設展示してきた。

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