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福島県大熊町にある「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の避難指示が30日、解除された。東京電力福島第1原発事故に伴い設定された帰還困難区域に、人が住めるようになるのは同県葛尾村に続き2例目。原発事故から11年3カ月あまりたち、当面の帰還者は少数にとどまるとみられる。町では再開発が進み、荒廃した街並みは解体で消えつつある。節目の日を故郷で迎えた町民たちは、それぞれの思いを口にした。【尾崎修二、柿沼秀行、渡部直樹】
「午前9時をもちまして、特定復興再生拠点区域内の避難指示が解除されました」――。梅雨明け直後の強い日差しの下、解除を告げる防災無線が町内に響いた。JR常磐線大野駅東口では、双葉署や町による合同パトロールの出動式が行われた。出動式を見ていた伏見明義さん(71)は駅近くの自宅を残しており、いつか帰れるよう妻の照(てる)さん(69)と少しずつ準備を進める。「古里に自由に帰れるようになってうれしい。でも…
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