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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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この国はどこへ これだけは言いたい 「反撃能力」通じない国家も 軍事ジャーナリスト・黒井文太郎さん 59歳

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インタビューに答える軍事ジャーナリストの黒井文太郎さん=東京都千代田区で、吉田航太撮影
インタビューに答える軍事ジャーナリストの黒井文太郎さん=東京都千代田区で、吉田航太撮影

 国内では相手国のミサイル発射拠点などをたたく「敵基地攻撃能力」、転じて「反撃能力」と呼称される武力の保有に向けた議論が盛んである。10日投開票の参院選では安全保障を巡る論議がにわかに争点化しているのだ。ロシア軍によるウクライナ侵攻から4カ月、テレビで見ない日はないという軍事ジャーナリストの黒井文太郎さん(59)は、選挙戦で交わされる議論に苦笑いの様子である。

 例えば6月26日のNHK番組。「反撃能力」の保有を公約に盛り込んだ自民党の茂木敏充幹事長が「国民の生命、財産を守るため必要だ」と説くと、出演した各党幹部の間で主にこんな議論が交わされた。

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【ウクライナ侵攻】

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