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盤寿の名人戦

将棋盤が9×9の升目であることから81歳を「盤寿」として祝う将棋界。80期を数える名人戦に挑んだ棋士が振り返ります。

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盤寿の名人戦

森内俊之九段 終盤の大切さ痛感、36分を投じ羽生名人に指した一手

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皇居の緑を背に笑顔を見せる将棋の森内俊之九段=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2022年6月16日、手塚耕一郎撮影
皇居の緑を背に笑顔を見せる将棋の森内俊之九段=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2022年6月16日、手塚耕一郎撮影

 森内俊之九段が選んだ「私の一手」は、挑戦者として臨んだ第54期名人戦第3局で、羽生善治名人(当時)に指した△3七銀(80手目)=盤面参照=だった。

 36分を投じて指した一手は、王手をかける自然な一着かに思われた。ところがである。「後日、棋士仲間に▲7一角打(79手目)とされた場面で、違う手を選んでいれば勝てたと教えられ、本当に驚きました」

 その手順はこうだった。…

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