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プロ野球史上最速マジック点灯 ヤクルトと65年南海の共通点

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十回、サヨナラ打を放ち、村上(右から2人目)らに祝福されるヤクルト・塩見(右端)。史上最速でマジックナンバーが点灯した=神宮で
十回、サヨナラ打を放ち、村上(右から2人目)らに祝福されるヤクルト・塩見(右端)。史上最速でマジックナンバーが点灯した=神宮で

 プロ野球・ヤクルトに2日、優勝へのマジックナンバー「53」が点灯した。これまでの最速は1965年の南海(現ソフトバンク)の7月6日で、マジック「62」だった。それから半世紀以上が経過して最も早いタイミングでのマジック点灯となったが、この両チームには不思議な共通点も垣間見える。

 ヤクルトの貯金は5月24日に開幕したセ・パ交流戦前までは1桁の「9」。交流戦初戦の日本ハム戦で村上宗隆選手(22)のサヨナラ2ランで勢いに乗ると、パ球団相手に勝ち星を伸ばした。

 リーグ戦再開後も勢いは止まらず、6月24日からの巨人3連戦を2勝1敗と勝ち越してプロ野球史上初の全11球団連続勝ち越しに成功。143試合の折り返し地点となった28日からの広島3連戦も全勝するなど白星を積み重ね、マジックを点灯させた7月2日時点で貯金を今季最多に並ぶ「27」とした。

 大きな強みは2日時点で打率がトップのD…

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