アニサキス食中毒増加 胃腸に激痛 魚に寄生/年7000人被害推定も

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爪の上に見える線状のものがアニサキス。サバに寄生していた=大日本水産会魚食普及推進センター提供
爪の上に見える線状のものがアニサキス。サバに寄生していた=大日本水産会魚食普及推進センター提供

 刺し身などを食べる際に人体に取り込まれ、激しい腹痛などをもたらす寄生虫「アニサキス」を原因とした食中毒「アニサキス症」の報告件数が増加している。2018年には食中毒の原因別でカンピロバクターを抜き、トップを占めるように。アニサキスは、胃や腸の壁に食い付き、アレルギー反応による激しい痛みや吐き気をもたらす怖い寄生虫だ。6月26日には元AKB48メンバーでタレントの板野友美さん(31)が、自身のYouTubeチャンネルで被害を報告した。どう予防すればいいのか。

 内閣府の食品安全委員会によると、アニサキスは長さ2~3センチの線虫。オキアミからアジやサバなどに移り、食物連鎖を通じて最終宿主であるクジラやイルカ、トドなどの海生哺乳類の体内で成虫となる。その後フンに混ざって卵が海水中に放流され、ふ化した幼虫がオキアミに食べられて再び食物連鎖に取り込まれていく。そのライフサイクルの途中で生魚を食べた人間の胃腸にたどりつき、アニサキスが胃や腸の壁に食い付いたことに…

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