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第26回参院選

2022年夏の参院選は6月22日公示、7月10日投開票。関連するニュースをまとめています。

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政治家の権力欲、有権者が利用できる 投票基準は「生活が幸せか」

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参院選が公示され、候補者らの演説を聞く有権者ら=東京都新宿区で2022年6月22日午前10時32分、小出洋平撮影
参院選が公示され、候補者らの演説を聞く有権者ら=東京都新宿区で2022年6月22日午前10時32分、小出洋平撮影

 選挙の度に「投票率の低さ」が問題になる。政治にあまり関心が無く、選挙にも行きたくないという友人に理由を聞くと、こう返された。「本当に日本を良くするためにやっているならともかく、あんなにお金をかけて、結局はオジサンたちの権力闘争でしょ」。だが、投票行動に詳しい同志社大法学部の飯田健教授(政治学)によると、有権者は「政治家の権力欲を利用できる」のだという。どういうことだろうか。【北村栞】

 10日は参院選の投開票日だ。いまいち盛り上がりに欠けている印象だが、あちこちで「投票に行こう」という呼びかけは聞こえる。

 だが、そもそも投票先はどうやって選べばいいのだろう。政策を比較し、自分の考えに近い政党や候補者を選ぶべきだろうか。そんな疑問を持って飯田教授に話を聞いた。

 飯田教授は「教科書的な回答」と前置きした上で、こう説明した。「やはり政策を重視すべきです。自分の意見を持った上で『誰(どの党)が自分の考えを代表してくれるのか』を判断し、近い考えのところに投票する」

 「そして、投票で託したことが次の選挙までに実行できていれば同じところに、できていなければ別のところに投票する。すると選挙に勝ちたい政党や候補者は、その声を反映させようとする。これが理想です」

生活に満足か否かで投票先を選択

 だが、現実と理想は異なる。そもそも、誰もが社会問題について意見を持っているとは思えない。みんな自分の生活で必死だし、国政の重要課題を我がこととして考えられる人がどれだけいるだろう。あらゆることを勉強してからでなければ、投票に行くべきではないのだろうか。

 飯田教授は首を振る。「政策で決めるのが難しければ、『いま自分の生活が幸せかどうか』で決めるのもいい。今の生活に満足していれば与党に、していなければ野党に投票してみては」

 飯田教授によれば、「選挙に行く人」というのは…

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【第26回参院選】

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