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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む27人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流、県と市を提訴へ 被害者の会「適切な対応で防げた」

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静岡県と熱海市に損害賠償を求めて提訴する方針を表明した「被害者の会」の瀬下雄史会長(右から2人目)ら=同市伊豆山地区で2022年7月3日午前11時0分、深野麟之介撮影
静岡県と熱海市に損害賠償を求めて提訴する方針を表明した「被害者の会」の瀬下雄史会長(右から2人目)ら=同市伊豆山地区で2022年7月3日午前11時0分、深野麟之介撮影

 静岡県熱海市を襲った大規模土石流の犠牲者遺族と被災者でつくる「被害者の会」の一部会員たちが3日、被災現場で記者会見を開き、県と熱海市に損害賠償を求めて提訴する方針を表明した。土石流の起点付近の土地に造成された盛り土の崩落が被害を拡大させたとされており、会員たちは「行政が適切な対応を取っていれば、土石流は防げた」と訴えた。原告の人数や請求額を今後確定させ、8月中の提訴を目指す。

 盛り土を巡っては、市は2007年、土地の前所有者から提出された造成計画書に防災対策などの重要事項が抜けていたのに、そのまま受理していた。遺族らはこうした経緯を「法令上の要件を欠いており違法だ」と指摘。また市が11年、県条例に基づき前所有者に盛り土の安全対策を強制的に実施させる「措置命令」の発出を見送ったことについても「規制権限の不行使に当たる」と主張する。

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【熱海土石流】

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