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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む27人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流1年 「もう一度会いたい」 27人を思い、祈る /静岡

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 大切な人と暮らし、街の息づかいを奪った熱海市の大規模土石流。発生1年となった3日、復旧・復興が進まない伊豆山地区では、被災者たちが災害関連死を含め27人の犠牲者をしのんだ。行方が依然分からない太田和子さん(81)の捜索活動も実施された。祈りに包まれた被災地では、被害を拡大させたとされる崩落の起点の盛り土を巡って、県と市の責任を問う声を一部の遺族らが上げた。【長沢英次、福沢光一、山田英之、皆川真仁、深野麟之介】

 伊豆山小学校体育館では市主催の追悼式があり、遺族ら計約90人が参列した。犠牲者の名前が読み上げられた後、黙とうをささげた。遺族の中にはハンカチで目頭を押さえる人も多かった。娘を亡くした小磯洋子さん(72)は、参列したものの黙とうはしなかった。お骨は家に置いたままで納骨していないという。「まだ帰ってくるような気がするんです」。1年が経過しても娘の死を受け入れられない心情をそう話した。

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【熱海土石流】

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