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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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ロシア、次の目標はドネツク州の完全支配 笹川平和財団・畔蒜泰助氏

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ウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスク近郊の地方庁舎にロシア国旗を掲げる兵士=2022年7月3日(ロシア国防省提供AP)
ウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスク近郊の地方庁舎にロシア国旗を掲げる兵士=2022年7月3日(ロシア国防省提供AP)

 ロシア軍がウクライナ東部ルガンスク州を事実上、制圧したことを受け、笹川平和財団の畔蒜(あびる)泰助主任研究員に今後の動向などを尋ねた。

     ◇

 ロシアは当初、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の陥落やゼレンスキー政権の崩壊を狙っていたが、第1段階で失敗した。そのため4月以降は戦略目標を東部や南部の支配地域拡大にシフトしている。その意味で、露軍にとってルガンスク州の制圧は、ようやく手にした具体的な軍事的成果だ。次の当面の目標はドネツク州の完全支配になる。一方、ウクライナにとってルガンスク州陥落は痛手だが、西側諸国による武器供与などの支援は続いている。ドネツク州では今後も一進一退の攻防が続くのではないか。

 ロシアは火力では勝っているが、兵士の士気は必ずしも高くはない。ルガンスク州でも長射程の火砲を駆使し、火力で押し切った形だ。ただ、露軍が今のような激しい戦闘を継続できるのはあと数カ月ぐらいではないかとの見方もある。火砲の在庫が減り、兵士を休ませる必要もあるからだ。

 露軍がドネツク州でも支配を拡大すれば、一方的に停戦を宣言する可能性がある。その場合でも…

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【ウクライナ侵攻】

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