特集

ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

特集一覧

ロシア、戦力集中でルガンスク州制圧 両軍消耗、戦線膠着の可能性も

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ロシア軍の攻撃で上がった炎の消火作業に当たる消防当局=ウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスクで2022年7月3日(地元当局提供AP)
ロシア軍の攻撃で上がった炎の消火作業に当たる消防当局=ウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスクで2022年7月3日(地元当局提供AP)

 ウクライナ軍は東部ルガンスク州の重要都市セベロドネツクとリシチャンスクを拠点にロシア軍の猛攻への抵抗を続けてきたが、3日までに両市からの撤退を余儀なくされた。背景には狭い地域に戦力を集中させて、防御陣地の突破を図ってきたロシア軍の戦術がある。戦闘の焦点は今後、隣のドネツク州に移るが、両軍の攻防はどう進むのか。

 「我々は戦士の命を大事にする」。ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、リシチャンスクからの撤収について「敵の火力がはるかに勝っている」ことを理由に人命を守るための措置だったと説明。「我々は自らの戦術や近代的兵器の供給増大によって(撤収した場所に)戻る。何も譲らない」といずれ反撃に出ることを強調した。

 ロシア軍は4月以降、ウクライナでの「特別軍事作戦」の第2段階として東部ドンバス地方(ルガンスク、ドネツク両州一帯)に戦力を集中させ、ウクライナ側支配地域への攻撃を強めてきた。一方、ウクライナ軍はドンバスで2014年から続く親露派武装勢力との紛争を受けて、前線の一帯に強固な防御網を築いており、ロシア軍の猛攻を阻止しようとしてきた。

 ドネツク州では、ロシアが14年に強制編入したウクライナ南部クリミアから侵攻してきた部隊との挟撃を受けた港湾都市マリウポリが包囲され、陥落したが、それ以外の地域ではウクライナ軍がロシア軍と親露派部隊の侵攻を食い止めている。一方、ルガンスク州でウクライナ軍は、守るのが難しい平野部の長い防御線を維持するよ…

この記事は有料記事です。

残り906文字(全文1530文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集