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第26回参院選

2022年夏の参院選は6月22日公示、7月10日投開票。関連するニュースをまとめています。

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遊具の消毒、不要論も「万が一感染したら」 コロナ対策いつまで

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玩具の輸入販売会社「ボーネルンド」が運営する室内遊び場で営業終了後、消毒作業をするスタッフ=川崎市川崎区で2022年6月25日、西夏生撮影
玩具の輸入販売会社「ボーネルンド」が運営する室内遊び場で営業終了後、消毒作業をするスタッフ=川崎市川崎区で2022年6月25日、西夏生撮影

 黄色やオレンジ色のボールが床に敷き詰められた「ボールプール」、コップや鍋、フライパンが並んだ「ままごとコーナー」。玩具の輸入販売会社「ボーネルンド」が直営する室内遊び場「キドキド」川崎ルフロン店(川崎市川崎区)は約600平方メートルで、テニスコート2面分より少し広い。

週1回の消毒、毎日に

 6月25日夕、約80人の親子連れでにぎわっていた。午後5時の閉店後、スタッフ6人は消毒作業を始めた。新型コロナウイルスの感染防止対策だ。原色のカラフルな遊具に専用の噴霧器で消毒液を吹きつけていく。小さな玩具は一つ一つ消毒液のついた布で拭く。掃除も含めて作業は約1時間半に及んだ。消毒は以前は週1回だったが、感染拡大以降は毎日行う。店長の女性は「人数制限で入場者が減ったので、12人いたスタッフは半減した。感染対策の負担は大きい」と話す。

 ボーネルンドは子供向けの遊び場を全国で30カ所運営する。かつては年間約200万人が利用したが、2020年4月に全国に緊急事態宣言が発令されたため、全施設を約3カ月閉鎖した。キドキドなどの遊び場施設は、新型コロナ対策で該当する業種別ガイドラインがない。やむを得ず、同社はゲームセンターなどが加盟する「日本アミューズメント産業協会」などのガイドラインを参考にし、小児科医らの助言も得たうえで、消毒や換気…

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