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「ドナルド・トランプは暴力の脅威を気にかけず、暴力を非難せず、(2020年の大統領選で不正があったとする)虚偽の主張を押し通そうとした。米国を陰謀論や暴徒の国にしてはならない」。共和党のリズ・チェイニー下院議員(55)は6月21日、21年1月の連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会の公聴会で、トランプ前大統領(76)の責任を改めて指摘し、非難した。
チェイニー氏は21年6月に民主党主導で設置が決まった特別委に参加する。共和党からの参加者は2人だけ。民主党に「超党派の特別委」という大義名分を与えたことで共和党内から批判を浴びたが、襲撃事件を「民主主義の危機」と訴え、トランプ氏を批判してきた。
6月9日に調査結果の概要を示す一連の公聴会が始まると、チェイニー氏は「検察官」のようにトランプ氏が大統領選での敗北を覆そうとした行為を指摘していった。「トランプ氏は(事件当日の選挙結果の公式集計で進行役を務める)ペンス副大統領(当時)に結果を覆すようしつこく迫った」「議事堂への乱入を止めるよう側近や家族が求めたのに数時間拒んだ」「司法省の幹部や州の選挙管理当局者らに『不正』を認定するよう再…
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