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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「黒い雨は降った」 長崎県、専門家会議の報告書を厚労省に提出

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朝焼けに包まれる平和祈念像=長崎市で2019年8月9日、徳野仁子撮影
朝焼けに包まれる平和祈念像=長崎市で2019年8月9日、徳野仁子撮影

 長崎県は5日、原爆投下後の長崎でも降ったという証言がある「黒い雨」について検証し「実際に降雨があった」などと結論づけた専門家会議の報告書を厚生労働省に提出した。黒い雨を巡っては、厚労省が2021年7月の「黒い雨訴訟」広島高裁判決などを受けて広島の原爆では新たな救済基準を設けたが、長崎は「降ったとする客観的な記録がない」として対象外にされている。長崎では被爆時、国の指定地域外にいて被爆者と認定されない「被爆体験者」の救済が長年の問題で、今後の協議に影響する可能性がある。

 専門家会議は京都大複合原子力科学研究所の五十嵐康人教授ら4人の委員で今年2月に設置され、長崎市などが1999年度、被爆当時の住民8700人を対象に実施した証言調査の結果などを再検証した。証言は「平成11年度 原子爆弾被爆未指定地域証言調査 証言集」として公表されており、長崎県側は被爆体験者などの救済拡大を巡る国との協議でも示してきたが、国は「調査には客観性がない」と退けていた。

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【広島・長崎原爆】

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