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神戸は9、川崎は1 監督交代繰り返すヴィッセルが行き着く先は

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ロティーナ監督体制で川崎に敗れ、肩を落とす神戸の選手たち=ノエビアスタジアム神戸で2022年5月18日、藤井達也撮影
ロティーナ監督体制で川崎に敗れ、肩を落とす神戸の選手たち=ノエビアスタジアム神戸で2022年5月18日、藤井達也撮影

 神戸は9、川崎は1。これは、ここ5シーズンの延べ監督数だ。もはや恒例となったJ1神戸の監督交代劇は、今季だけで3度目となった。困った時はこの人と言わんばかりに、吉田孝行監督がシーズン途中に着任するのも3度目。「アジアナンバーワンクラブ」を目標に掲げ、Jリーグ最大の人件費を投じながら迷走が続いている。

 6日はホームに勝ち点3差で一つ順位が上の清水を迎えた。序盤にMF汰木(ゆるき)康也のボレーシュートで先制。その後も優位に展開したが、相手のロングパスから一瞬の隙(すき)を突かれて失点した。

 それでも終了間際、途中出場のFW大迫勇也が劇的な勝ち越しゴールを挙げた。相手がクリアしきれなかった浮き球に、くるりと体を回転させ、左足で決めた技ありの一撃だ。今季初の連勝で何とか最下位を脱し、J2降格圏ながら17位に浮上させ、「点に絡むことを考え、チームが良い流れになるように戦うことを心がけた」と振り返った。

 クラブが目指していたのは、スペイン1部の強豪バルセロナのように華麗なパスワークで主導権を握り、攻撃的なサッカーを展開する「バルサ化」だった。資金力を生かし、2018年にMFイニエスタ、19年にはFWビジャらバルセロナに所属したスペイン代表経験者を次々に補強してきた。20年1月には天皇杯全日本選手権を制し、クラブ初の主要タイトルを獲得。21年はJ1でクラブ史上最高の3位に食い込むなど、投資が成果を出してきたと思われた。

 しかし今季は開幕7戦未勝利とつまずき、20年9月から率いてきた三浦淳寛監督を解任。コーチだったリュイス暫定監督の2試合を挟み4月にロティーナ監督が就任したが、初勝利まで開幕から…

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