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武田 砂鉄・評『人薬』山本昌知、想田和弘・著

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解決を急がずに関心を持って話を聞く

◆『人薬(ひとぐすり) 精神科医と映画監督の対話』山本昌知、想田和弘・著(藤原書店/税込み2200円)

 「精神病院の鍵は誰が締めているのだろうか」との疑問を持ち、閉鎖病棟の鍵を開ける取り組みを進めた精神科医・山本昌知。その山本をとらえたドキュメンタリー作品『精神』『精神0』を撮った想田和弘との対話だ。

 タイトルにある「人薬」とは、「病気ではなく人を看る」「本人の話に耳を傾ける」などといった山本のモットー。精神科医として様々(さまざま)な患者と接していると、理由を聞かずに「奇異な行動」と決めつけられてしまう行動であっても、「生活史とつながって」いることがわかる。「そうするとその人そのものじゃ、その姿は。そういうのを見て、すごいなと思うてな」とのこと。

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