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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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裕福ではない小国の人々がウクライナ避難民を受け入れる訳

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親族を自宅に受け入れていたナタリア・ペトロバさん。優しいまなざしで外を見つめていた=コムラトで2022年6月18日、山田尚弘撮影
親族を自宅に受け入れていたナタリア・ペトロバさん。優しいまなざしで外を見つめていた=コムラトで2022年6月18日、山田尚弘撮影

 2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻で、西隣のモルドバには6月末までに約51万人が逃げ込み、今も約8万人が避難生活を続けている。経済的に裕福とは言えない人口約260万人の小国にとって受け入れの負担は重い。それでも人々が助けの手を差し伸べるのはなぜなのか。

頼りにされたら……

 南部の都市コムラトに住むナタリア・ペトロバさん(56)は3月上旬から2カ月間、ウクライナ南部ミコライウから来たいとこら10~81歳の親族7人を自宅で受け入れた。7人分の食材は自治体から支給されたが、光熱費や水道代などを合わせると世界食糧計画(WFP)からの給付では足りず、自己負担している。

 ペトロバさんは視覚障害のある母と難病を抱え車椅子で生活する娘の介護で働くことができず、母の障害年金などで生活している。借金もあるため予想外の出費は痛手だったが、「自分はこれまで、困っても人に助けを求めることができなかった。他の人にはつらい思いをしてほしくない」と涙ながらに語る。

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【ウクライナ侵攻】

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