4歳で失った右目、校長の一言、小児がん…いじめ経験の女性は願う

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切れ目なく教育を受けられるよう望む松岡琴乃さん=神奈川県藤沢市内で2022年6月28日、本橋由紀撮影
切れ目なく教育を受けられるよう望む松岡琴乃さん=神奈川県藤沢市内で2022年6月28日、本橋由紀撮影

 「これからの子どもたちには、もっと適切に教育が受けられるような環境があるといい」。小児がん対策国民会議が5日、厚生労働省と文部科学省に小児がん患者の教育環境の改善を求める要望書を提出した。小児がんを経験した神奈川県藤沢市の松岡琴乃さん(24)は自らの経験から、教育環境改善の重要性を訴える。【本橋由紀】

 松岡さんは1歳8カ月で両眼性の網膜芽細胞腫を発症、4歳で再発し、右目を摘出した。幼稚園から地元の公立小学校に進学する際、校長から「なぜ盲学校に行かないのか?」と言われるなど、配慮を欠く対応も受けた。

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