特集

日本製鉄かずさマジック|都市対抗野球2022

第93回都市対抗野球大会が2022年7月18日に開幕。日本製鉄かずさマジックのニュース一覧です。

特集一覧

もっと社会人野球

甲子園では3度ボールボーイ 決意のサイドスロー転向で大役つかむ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
都市対抗野球大会の南関東2次予選、準決勝で先発した日本製鉄かずさマジックの渡辺力哉。新人だった昨年、サイドスローに転向した=さいたま市の埼玉県営大宮公園野球場で2022年6月8日午前11時7分、円谷美晶撮影
都市対抗野球大会の南関東2次予選、準決勝で先発した日本製鉄かずさマジックの渡辺力哉。新人だった昨年、サイドスローに転向した=さいたま市の埼玉県営大宮公園野球場で2022年6月8日午前11時7分、円谷美晶撮影

 社会人野球の世界で生き抜くために、どうすればいいのか。悩んだ末、日本製鉄かずさマジックの渡辺力哉投手(23)は1年前、強い覚悟で監督室を訪ねた。チームを勝たせる投手になりたい。あの日立ったスタートラインから、着実に道を切り開いている。

「僕はたぶん無理だと思います」

 6月8日、さいたま市の埼玉県営大宮公園野球場で行われた都市対抗野球大会の南関東2次予選。強豪・日本通運との準決勝で、日本製鉄かずさマジックの先発を託されたのは、2年目の渡辺力哉だった。

 グッと体を沈めるように左横手からコーナー目がけて投げ込む。一回に安打と犠打などで1死満塁とされたものの、味方野手の好送球で無失点で切り抜けた。これで流れに乗ると、四回までは二塁を踏ませぬ好投。しかし、五回に長打を浴びると制球が乱れ、四回途中2失点で降板した。

 「投げミスがないよう一球一球気を引き締めていたので、(中盤に)疲れが出てしまった。自分の出した走者で負けてしまい、悔しかった」と振り返る。ただ、「1年前の自分には、想像できなかった」。決意のサイドスロー転向でつかんだ大役だった。

 東京都江戸川区出身。甲子園を目指し、千葉県の名門・木更津総合高に進学した。同じ学年には早川隆久(楽天)を筆頭に、140キロ台の直球を投げるエース級の投手が複数いた。1学年下には山下輝(ヤクルト)も控え、渡辺力哉のベンチ入りはかなわなかった。早川とともに3度甲子園に出場したが、3度ともボールボーイ。揺れるような球場の歓声を肌で感じながら、「ここでプレーできたら楽しいだろうな。けど、自分の実力では…

この記事は有料記事です。

残り1298文字(全文1968文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集