見えない予算

氷河期雇用、目標の1割 正社員化計画、656億円

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 2019年夏の参院選直前に政府が打ち上げた、就職氷河期世代の正社員を3年間(20~22年度)で30万人増やす計画が、国の統計上、最終年度となる現段階で目標の10分の1(3万人増)しか達成できていない。政府は656億円の予算を計上したものの、各省庁が実施した約60事業の中には、この世代の人が参加したか確認していない事業があるなど、効果が疑わしいものも含まれている。政府はやむを得ず期間を24年度まで2年延長したが、政府内ですら「選挙目当ての場当たり的対応だった」との声が漏れる。

 氷河期世代は1993~04年ごろに新卒で就職活動し、現在は30代半ばから50代前半になる。バブル崩壊後の不景気により、企業が採用人数を減らした結果、就職できない人や非正規で働く人が増加した。

この記事は有料記事です。

残り857文字(全文1193文字)

あわせて読みたい

ニュース特集