うつ病の苦しみ分かち合い 大阪出身の男性、自転車で日本一周中

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バスケットボールを抱え、自転車で日本一周をしている原匠さん=宮崎市阿波岐原町のサンビーチ一ツ葉で2022年7月1日午前11時45分、一宮俊介撮影
バスケットボールを抱え、自転車で日本一周をしている原匠さん=宮崎市阿波岐原町のサンビーチ一ツ葉で2022年7月1日午前11時45分、一宮俊介撮影

 うつ病に苦しんだ26歳の男性が、自転車で日本一周の旅を続けている。「自分の経験を伝えることで、同じ悩みを抱えた人が前向きに生きられるようになるかもしれない」。そんな思いでペダルをこぐ男性の愛車には、バスケットボールが積まれていた。

 「この場から逃れたい」。2018年3月、慶応大3年生の時、学生寮の自分の部屋に置いてあった液体の漂白剤やシャンプーを飲み込んだ。徐々に意識が薄れていった。練習に姿を見せないことを心配した友人が部屋で倒れているところを見つけ、救急車で運ばれた。そのまま入院。うつ病と診断された。

 男性は東大阪市出身の原匠(はらたくみ)さん。中学、高校とバスケットボールの大阪府代表に選ばれ、大学でもバスケ部の副キャプテンを務めるバスケエリートだった。3年の時、チーム内のトラブルや就職活動へのプレッシャーが重なり、夜眠れなくなった。

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