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新型コロナ ボツワナ、接種60%台 南アの倍、HIV対策奏功

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ワクチン接種会場に派遣されている衛生兵のカボ・ディチェカニャネさん(左)=ボツワナの首都ハボローネで6月7日
ワクチン接種会場に派遣されている衛生兵のカボ・ディチェカニャネさん(左)=ボツワナの首都ハボローネで6月7日

 アフリカでは新型コロナウイルスワクチンの接種が遅々として進まず、5人に1人ほどしか接種を終えていない。そんな中で60%台と接種率の高さが目を引くのが南部のボツワナだ。隣接する地域大国の南アフリカが30%台なのに、ボツワナはその倍近い。なぜボツワナの接種率は高いのか。6月に現地を訪れ、理由を探った。

 南アの最大都市ヨハネスブルクからボツワナの首都ハボローネまでマイカーで向かった。5時間半ほどで国境検問所に着くと、ボツワナ側の小さなプレハブ小屋が目についた。コロナワクチンの接種会場だ。ボツワナはコロナ対策として入国者にはワクチン接種証明書もしくはPCR検査の陰性証明書の提示を義務付けている。さらに両証明書がない場合は、「その場で接種を受ける」という選択肢もある。接種に対するボツワナ政府の積極性がうかがえる。

 検問所から10分ほど走るとハボローネの市街地に。街頭の人の多くがマスクを着けていて驚いた。南アでは感染拡大が落ち着いたとして、屋外での着用義務が廃止されている。欧州でも屋外でマスクを着用している人はごく少数だ。

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