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アスベスト(石綿)が原因とされるがん「中皮腫」にかかるリスクについて、消防士は一般の人々と比較して1・58倍高いと推計されることが、国際がん研究機関(IARC)の調査で判明した。調査結果を踏まえ、IARCは消防士の職業を「発がん性あり」と分類した。国内では、消防士が公務で中皮腫にかかったとして補償を求めても、なかなか認定されないケースが多い。今回、消防士が一般的に中皮腫を発症しやすいことが国際的に認められたことで、補償が進みやすくなると識者はみている。
分類理由などの概要は国際的な医学誌ランセット・オンコロジーのオンライン版に1日、掲載された。
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