「作家になりたい」60代で気づいた夢 米在住40年、バイリンガル絵本出版

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出版したバイリンガル絵本「とくいなことってなあに?」を手にする真喜・西尾・フィップスさん=本人提供
出版したバイリンガル絵本「とくいなことってなあに?」を手にする真喜・西尾・フィップスさん=本人提供

 「私は何が好き? 夢中になれるものは何?」。40年以上、米国で暮らしてきた真喜・西尾・フィップスさん(68)=米ノースカロライナ州在住=が60代で見いだしたのは「アーティストになりたい! 作家になりたい!」という夢だった。この春、バイリンガル絵本「とくいなことってなあに?(WHAT DO YOU LOVE TO DO?)」(みらいパブリッシング)を日本で出版し、夢に一歩近づいた。

 絵本の主人公は絵を描くのが大好きな女の子。理科のテストで悪い点を取り、泣いていると、ダンスの大好きなコオロギが現れ、こんなふうに言う。「動物の学校ではチーターは走る授業では一等賞。でも空を飛ぶ授業ではどうかな。誰にも得意なことがある。それを探し出し、夢中になってやってみよう」。フィップスさん自身の、子どもたちへのメッセージを込めた。

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