オシント新時代・荒れる情報の海

偽画像、AIVSAI 細かい合成の跡、見逃しも

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東京大の研究チームが開発したディープフェイクの動画を見破る技術。数字はAIが判定した「フェイク度」で、1に近ければ偽物と判定したことを示す=山崎俊彦・東京大准教授提供。ディープフェイク動画はFace Forensics in the Wild. CVPR 2021より引用
東京大の研究チームが開発したディープフェイクの動画を見破る技術。数字はAIが判定した「フェイク度」で、1に近ければ偽物と判定したことを示す=山崎俊彦・東京大准教授提供。ディープフェイク動画はFace Forensics in the Wild. CVPR 2021より引用

 別人になりすましたインターネット上の偽動画が、国内外で問題になっている。人工知能(AI)の「深層学習(ディープラーニング)」という手法で作られることが多く、「ディープフェイク」と呼ばれる。一方、それを見破ることが期待されるのもAIだ。

 ますます精緻になる偽動画をいかに「偽物」と判定するか、技術の攻防が繰り広げられる中、東京大の研究チームが開発した新技術が注目されている。

 ディープフェイクを巡っては、3月に米メタ(旧フェイスブック)が、ウクライナのゼレンスキー大統領の偽動画をネット交流サービス(SNS)上で特定し、削除した。ゼレンスキー氏が、あたかも自軍に降伏を促しているような内容だった。

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