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呉地正行さん=ガンの越冬地確保に尽力、ラムサール賞受賞

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呉地正行さん=本人提供
呉地正行さん=本人提供

呉地正行(くれち・まさゆき)さん(72)

 「渡り鳥の休息地を確保しよう」。約20年前、宮城県大崎市の蕪栗沼(かぶくりぬま)周辺で冬も田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」を提案。その活動が全国的に減っていたガン類の飛来数増加や水田の生物多様性保全に結びついた。

 湿地保全などに貢献した個人・団体に贈られる「ラムサール賞」のワイズユース(賢明な利用)分野に日本人で初めて選ばれた。今年は会長を務める「日本雁(がん)を保護する会」も山階鳥類研究所が鳥の保護活動などの功績をたたえる「山階芳麿賞」に輝いた。相次ぐ吉報に「仲間と分かち合いたい」と相好を崩す。

 学生時代、同県北部の水田で見たガンに魅了された。冬の早朝、湿地で休むガンの群れが羽音で周囲をどよめかせ、鳴きながら飛び立つ様子はまるで「一つのすごい生物」のようだった。「素晴らしい生き物に出会えたと思いました」。渡り鳥の保護や調査研究の活動に身を投じるようになった。

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