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95歳の「までぇ餅」

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 「10本の指は、黄金の山」。青森県五所川原市金木町で、桑田ミサオさん(95)は、年5万個の「笹(ささ)餅」をたった一人で作り続けてきた。「指を動かしてさえいれば、生きるのに困ることはない。だから、作れるものは何でも覚えなさいという母の教えなの」

 保育所の用務員を定年退職後、農協の無人販売所に出した笹餅がおいしいと地元で話題になり、75歳で起業した。今年で20年。「コロナっこも来たはんで(来たので)、ここ2年は体調を優先して休みがちになってたんですよ」。その餅づくりを、先月から再開した。

 五所川原市によると、笹餅は餅粉にあんを練り込んで蒸し、ササで包んだ津軽の郷土料理で、ミサオさんは砂糖と食塩以外の材料は地元産を使用。知人から買い付けたもち米を製粉機でひき、手作りのこしあんでこしらえる。ササも自ら山に入って取ってきたものを使う。

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