那須雪崩 「状況、正しく把握」 遺族、新任教諭に講話 /栃木

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新任教諭を前に講話する毛塚辰幸さん=宇都宮市で2022年7月14日、面川美栄撮影
新任教諭を前に講話する毛塚辰幸さん=宇都宮市で2022年7月14日、面川美栄撮影

 那須町の茶臼岳で2017年3月、登山講習会中に起きた雪崩で県立大田原高の教諭だった長男、毛塚優甫さん(当時29歳)を亡くした父辰幸さん(70)が14日、県総合教育センターで県立高校などの新任教諭99人を前に講話した。

 危機管理研修の一環で実施された。毛塚さんは「新規採用の先生方を見るのは、息子とだぶり結構つらい」としながらも約1時間、念願の国語教師となり、新任として希望に満ちて働いていた優甫さんの様子や、事故前から発生後までの経緯などについて語った。

 毛塚さんは、高体連が原則禁止だった冬山登山で講習会を実施したことや、事故前日に雪崩注意報が出ていたにもかかわらずラッセル訓練を行ったこと、事故直後に本部に人がおらず、無線による迅速な連絡ができなかったことなど準備不足とずさんな運営について指摘。優甫さんは登山経験が全くなかったが、山岳部を勧められ「向いていないが、断れない」と第3顧問になった。毛塚さんは「無理して顧問になれば、自分が被害者になる。…

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