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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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知床観光船事故で国交省が緊急安全点検 162事業者で不備

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国土交通省が入る中央合同庁舎第3号館=本橋和夫撮影
国土交通省が入る中央合同庁舎第3号館=本橋和夫撮影

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は15日、全国790の旅客船事業者に緊急安全点検を実施した結果、約2割にあたる162事業者で、運航記録簿の記載不備、救命設備の破損劣化などの不備が確認されたと発表した。162事業者に対しては、国交省は行政指導を行った上で、今後も重点的に監査、確認を実施する方針。

 緊急安全点検は、海上運送法に基づく安全管理規定の順守状況を中心に実施した。事業者のうち、52で運航記録簿の記載不備▽40で安全教育・訓練の未実施、記録の不記載▽23で救命設備の破損劣化▽16で定点連絡の未実施、記録の不記載――が確認されるなど、計162事業者で不備が判明した。このうち143事業者については既に国交省が指導し、是正を確認した。

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【知床観光船事故】

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