「被害拡大が心配」「過去一番ひどい浸水」記録的大雨の宮城は今

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雨が強く降るなか、JR一ノ関駅前で雨宿りする人たち=岩手県一関市で2022年7月16日、山本晋撮影
雨が強く降るなか、JR一ノ関駅前で雨宿りする人たち=岩手県一関市で2022年7月16日、山本晋撮影

 低気圧と前線の影響で、東北では15日夜以降、各地で大雨となった。気象庁によると、宮城県大崎市で16日未明に観測史上最大となる1時間に74・0ミリを観測した。岩手県一関市でも33・0ミリの雨が降った。16日、宮城県内では住民らが片付けに追われていた。気象庁は災害の危険度が高いとして警戒を求めている。【百武信幸、平家勇大】

 消防によると、仙台市太白区で15日夜、40代男性が大雨の影響でマンホールに足をとられて軽いけがをした。同県松島町によると、土砂崩れの報告が相次ぎ、一部の道路で車の通行ができなくなっている。また、同県の登米市や石巻市で床上浸水の被害が出ている。大崎市では名蓋川の堤防が決壊し、消防が道路の冠水で車から出られなくなった2人を救助した。

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