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「うれしくない」J記録から初代表 水沼宏太、サッカーE-1へ

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シュートを放つ横浜マの水沼(右)=パナソニックスタジアム吹田で2022年6月18日、藤井達也撮影
シュートを放つ横浜マの水沼(右)=パナソニックスタジアム吹田で2022年6月18日、藤井達也撮影

 仲間やサポーターから愛されてきた苦労人が、日の丸を背負ってピッチに立つ日を待ち遠しくしている。

 19日に開幕するサッカーの東アジアE―1選手権。J1で首位を走る横浜F・マリノスのMF水沼宏太は32歳でフル代表に初招集された。昨季は「うれしくはない」という、あるリーグ記録をマークして注目を集めたが、今季は躍進するチームの原動力として存在感を示している。

 今大会の代表メンバーの一覧に目を通した水沼は、自身が最年長であることに驚きながらも、「サッカー選手である以上、目指してきたところ。(ようやく)スタートラインに立てた」と喜びはひとしおだった。

 10代の頃は年代別日本代表の常連で、U17(17歳以下)のワールドカップ(W杯)では主将を務めた。しかし、原則23歳以下で構成する2012年ロンドン・オリンピックでは代表争いに加わったものの、選外に終わった。

 再浮上のきっかけをつかもうと、サガン鳥栖やFC東京などを渡り歩いた。「いろんなチームでいろんな人と出会った。すごい大きな経験で、それがないと今の自分はない。関わってくれた人たちに感謝です」と振り返る。

 20年にはユース時代を過ごし、プロデビューした横浜マに10年ぶりに復帰した。昨季はリーグ戦36試合に出場したが、途中出場がJ1記録を更新する35試合を数えた。先発としてピッチに長く立ち続けたかっただけに、「うれしくはない記録。スタメンで出場できる試合を増やしたい」と巻き返しを誓っていた。

 ただ、ベンチから試合を見る時間が決して無駄ではなかったのは、今季のプレーが証明…

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