停泊中の海保巡視船、陸に向け機関砲8発誤射 沖縄・伊良部島

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海上保安庁が入る中央合同庁舎第3号館=東京都千代田区霞が関で、本橋和夫撮影
海上保安庁が入る中央合同庁舎第3号館=東京都千代田区霞が関で、本橋和夫撮影

 19日午前11時10分ごろ、沖縄県の離島・伊良部(いらぶ)島(宮古島市)で、県道近くの長山港に停泊していた巡視船「しもじ」の乗組員が搭載している20ミリ機関砲を点検中、誤って陸に向けて実弾8発を発射した。宮古島海上保安部によると、けが人や施設への被害は確認されていない。点検の手順が適正だったか調べている。

 宮古島海保によると、点検は複数の乗組員で実施。機関砲近くでは実弾8発分の薬きょうが見つかった。着弾点は分かっていないが、巡視船から県道まで約170メートル、船の燃料の重油タンクまで約250メートルしか離れておらず、どちらも機関砲の射程内とみられる。県道は島の主要道で、日中は観光客や宿泊施設の関係者などが多数往来している。

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