芥川賞・直木賞きょう決定 候補者と候補作を一挙紹介 注目点は

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芥川賞候補作の掲載紙(上段)と直木賞候補作(下段)
芥川賞候補作の掲載紙(上段)と直木賞候補作(下段)

 第167回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が20日午後4時から東京都内で開かれる。芥川賞は史上初めて候補5作が全て女性の作家の作品となり、直木賞も5作中4作を占めた。選考を前に、候補作の内容と注目点をまとめた。【関雄輔、吉井理記】

フレッシュな顔ぶれ 芥川賞候補

 芥川賞の候補は、小砂川チトさん(32)の「家庭用安心坑夫」(群像6月号)▽鈴木涼美さん(39)の「ギフテッド」(文学界6月号)▽高瀬隼子さん(34)の「おいしいごはんが食べられますように」(群像1月号)▽年森瑛(あきら)さん(27)の「N/A」(文学界5月号)▽山下紘加さん(28)の「あくてえ」(文芸夏季号)。候補作が全て女性の作品となるのは、1935年の賞の創設以来初めて。さらに5人中4人が初ノミネートというフレッシュな顔ぶれにもなった。

 小砂川さんは、本作がデビュー作。作品の主人公は30代の専業主婦で、母親から、地元・秋田の廃坑を使ったテーマパークにあるマネキン「ツトム」が父親だと言い聞かされて育った。その「ツトム」が東京での生活に姿を現したことで、妄想と現実の境界が…

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