家庭で大麻育てよう、そして経済育てよう タイ、麻薬指定解除

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「全国ハーブ展」会場に並んだ大麻草=バンコク近郊で6日
「全国ハーブ展」会場に並んだ大麻草=バンコク近郊で6日

 タイが大麻を麻薬指定から外し、一般家庭での栽培を促すために100万株を国民に配布するという大胆な策に打って出ている。保健相自らが旗振り役となり、大麻を使った化粧品や医薬品を開発したり大麻を味わう料理を紹介したりするなど、熱のこもったPRを繰り広げる。コロナ禍で疲弊した国内経済の活性化が狙いだが、違法な娯楽目的の吸引が闇で広がっているとみられる。在留邦人や旅行客の多いタイ。日本人が思わぬ落とし穴にはまる危険性もある。

 タイでは6月9日に幻覚作用を及ぼすテトラヒドロカンナビノール(THC)の含有量が0・2%以下の大麻の個人栽培が解禁された。政府は過去に違法栽培や所持などに問われた受刑者3000人以上の釈放を決め、生産拡大に向けて家庭用大麻約100万株の無料配布を始めた。1家族につき2株受け取ることができ、栽培時に農業省のウェブサイトに個人IDや目的を届け出る。「プルークガンジャ(大麻を育てよう)」と名付けられた…

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