風船で飛ばしたヒマワリの種 佐賀から100キロ、「笑顔の花」咲く

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唐津市立平原小体育館で、熊本県山鹿市から届いたヒマワリの写真や手紙を紹介する児童=佐賀県唐津市で2022年7月20日午前9時10分、峰下喜之撮影
唐津市立平原小体育館で、熊本県山鹿市から届いたヒマワリの写真や手紙を紹介する児童=佐賀県唐津市で2022年7月20日午前9時10分、峰下喜之撮影

 佐賀県唐津市立平原小学校が3月に飛ばした風船につけたヒマワリの種が約100キロ先の熊本県山鹿市に到達し、「笑顔の花」を咲かせたことが20日、終業式で全校児童41人に報告された。「ふうせん見つけたおじさん」から届いた手紙に写真2枚が添えられていた。匿名で住所も「山鹿市鹿北町」だけだったので、児童たちは1枚ずつカードにお礼を書いて山鹿市役所に送り、広報を依頼する。

 小山大隆教頭によると、環境保全活動の一環で2017年度から、「感謝の気持ちを込め、平原から世界中に優しさの種を届け、いっぱい笑顔の花を咲かせて、ありがとうを伝えよう」(22年度)といったスローガンを決め、育てたヒマワリの種を天然ゴム製風船のクリップに貼り「唐津市立平原小」のゴム印を押して飛ばしている。前回は22年3月の修了式後、卒業生と全校児童が約450個、平原保育園も約50個を空に放った。

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