林真理子さん「圧倒的存在感」 直木賞の「夜に星を放つ」を講評

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直木賞の選考について講評する林真理子さん=東京都千代田区で2022年7月20日、平林由梨撮影
直木賞の選考について講評する林真理子さん=東京都千代田区で2022年7月20日、平林由梨撮影

 第167回直木賞(日本文学振興会主催)は20日、窪美澄(みすみ)さん(56)の「夜に星を放つ」(文芸春秋)に決まった。選考委員で作家の林真理子さんによる講評は次の通り。【須藤唯哉】

受賞作に熱烈な推し

 窪美澄さんの作品が最初から高い得点で、清らかで美しい短編小説だと褒めた選考委員がいた。コロナから逃げておらず、そして婚活アプリという現代的な素材を使った短編もある。それが実にさりげなく、なめらかで、改めて窪さんの文章力、構成力、作家としての資質に敬服した。

 少女や青年らそれぞれ異なる主人公たちが一人称で語られるが、ある選考委員からは「一人称で語ると、内面を掘り下げられるが、動きが限定される。けれども、窪さんはそのバランスが素晴らしい」という意見もあった。

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