取組の2割が「不戦」に 感染者続出の名古屋場所、力士計125人が休場

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多くの力士の休場を伝える場内の掲示板。佐渡ケ嶽部屋、玉ノ井部屋の力士も加わった=ドルフィンズアリーナで20日
多くの力士の休場を伝える場内の掲示板。佐渡ケ嶽部屋、玉ノ井部屋の力士も加わった=ドルフィンズアリーナで20日

 大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)で、新型コロナウイルス感染に伴う力士の休場が急増し、11日目の20日は全体の約2割の取組が「不戦」になる異例の事態が生じた。力士らのコロナ感染が判明するのは5日連続となった。

 この日は大所帯の佐渡ケ嶽、玉ノ井の両部屋で力士のコロナ陽性が明らかになった。感染拡大を防ぐため、優勝争いをしていた平幕の琴ノ若を含む全力士(計49人)が休場。この影響で全体で143番の取組のうち十両以上の5番を含む25番が不戦になった。日本相撲協会は21日の取組開始時間を45分遅らせ、午前10時20分とした。

 新型コロナ関連では途中休場した出羽海、鳴戸、放駒、武蔵川の4部屋と本場所前に感染が判明して全休した田子ノ浦部屋を含む7部屋、計125人の力士が休場となった。負傷などを理由とした力士を除いてもコロナ関連での休場は全力士の約2割の多さだ。

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