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安倍晋三元首相銃撃

2022年7月8日、演説中の安倍元首相が銃撃され、死亡しました。その後の「国葬」にも疑念が…。

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深層リポート 安倍元首相銃撃 旧統一教会と北朝鮮の点と線 なぜ?友好団体にビデオメッセージ

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1991年12月6日、訪朝した文鮮明氏と妻の韓鶴子氏は金日成主席と記念写真におさまった(世界日報の月刊誌「ビューポイント」臨時増刊号から)
1991年12月6日、訪朝した文鮮明氏と妻の韓鶴子氏は金日成主席と記念写真におさまった(世界日報の月刊誌「ビューポイント」臨時増刊号から)

 安倍晋三元首相への銃撃事件でにわかにクローズアップされている宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」。朝鮮戦争で荒廃した韓国で生まれたこの謎多き宗教団体は日本だけでなく、北朝鮮ともつながりを持つ。これまでの取材メモをもとに深層をリポートする。

 あれは2015年8月、戦後70年の夏だった。韓国では日本による植民地支配からの解放を祝う光復70年であり、南北分断の70年でもある。私は隣国のいまを取材すべく東京からソウルへ飛んだ。金浦(キンポ)空港に到着してすぐ、ロビーで日本人の集団に出くわした。200人くらいはいただろうか、一般の観光旅行客ふうでも、熱烈な韓流ファンのようでもない。出迎えの現地ガイドが手にするプラカードには<聖和3周年>なる文字。聞けば、ソウル近郊で旧統一教会の創始者、文鮮明(ムンソンミョン)氏の死去3周年記念行事があるという。「聖和」は他界を意味していた。信者は点呼のあと、次々と用意されたバスに乗り込んでいく。

 ソウルは太極旗の波、波、波だった。いつになく愛国心あふれる夏、ソウル近郊の大型施設で開かれた記念式典では文氏を追慕するミュージカル「誰よりも日本を愛した人」が上演されたらしい。のちにステージの映像を見て驚いた。解放直後、独立万歳を叫ぶ群衆にたたきのめされる憲兵ら日本人を文氏が助けるのだ。「彼らの背後にいるサタンを見なさい。彼らに罪はありません」。すると和服姿の女性が歌う。「♪怨讐(えんしゅう)を…

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【安倍晋三元首相銃撃】

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