被爆者の生の感情描く 映画「for you 人のために」公開へ

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被爆米兵の調査をする森重昭さん(手前)を抱きしめるオバマ米大統領(当時)=広島市中区の平和記念公園で2016年5月27日、久保玲撮影
被爆米兵の調査をする森重昭さん(手前)を抱きしめるオバマ米大統領(当時)=広島市中区の平和記念公園で2016年5月27日、久保玲撮影

 2016年に広島市中区の平和記念公園を訪れた米国のオバマ大統領から抱擁を受けた森重昭(しげあき)さん(85)ら広島の被爆者の思いや活動を描いたドキュメンタリー映画「for you 人のために」が完成した。8月5日から東京の「シネ・リーブル池袋」で封切りされ、全国で順次公開される。

 松本和巳監督(57)が20年から約2年かけ、森さんを中心に被爆者や支援者ら10人以上にインタビュー。計120時間以上の映像を撮り、それを75分間の映画に編集した。

 広島で被爆した森さんは戦後、広島市内の中国憲兵隊司令部(中区基町)などに収容されていた米兵捕虜の被爆時の状況を調査。12人全員が死亡していたことを突き止め、それを米国に住む遺族らに伝えた。映画の中で森さんは、米兵の生存の可能性を信じている遺族に死亡を連絡することは「最後にとどめを刺すようなもの」だったと、悩みながら活動を続けたことを振り返っている。

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