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リニアの行方

リニア中央新幹線静岡工区を巡る、静岡県とJR東海のさまざまな動きを詳報します。

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知事「かえって信頼失う」 JRパンフ、一方的な内容批判 /静岡

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JR東海が作製したパンフレットを厳しく批判する川勝平太知事=静岡県庁で2022年7月26日、山田英之撮影
JR東海が作製したパンフレットを厳しく批判する川勝平太知事=静岡県庁で2022年7月26日、山田英之撮影

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、川勝平太知事は26日の記者会見で、大井川の水問題をテーマにJR東海が作製したパンフレットの内容について「かえって信頼を失う。一方的なもので残念に思っている。勇み足ではないか」と厳しく批判した。【山田英之】

 パンフレットは、JRが国土交通省の有識者会議の中間報告書などに基づいて作製。今月13日から流域を中心に計11駅で無料配布、住民の意見募集を始めた。これに対して川勝知事は「驚いた。中間報告書でJRは県や流域市町との双方向のコミュニケーションを求められたが、一方的だ。本来、双方向のコミュニケーションの場は(県の有識者会議にあたる)専門部会だ。安易な結論は出ていない」と指摘した。

 工事中に県外流出する湧き水を全て大井川に戻すため、上流の田代ダムの取水を抑制する案もパンフレットに記されたが、川勝知事は「全量戻しではない」「技術的にも法律的にも難しい問題がある」と述べた。

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