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猛暑と節電

記録的な高温が続く2022年の夏。電力の供給余力が乏しく、政府による7年ぶりの節電要請が出ています。

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酷暑に、政府が「エアコン28度設定」推奨は誤解

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エアコンの設定温度を28度にしても、室温が28度になるとは限らない=東京都内で2022年7月20日午後6時22分、山田奈緒撮影
エアコンの設定温度を28度にしても、室温が28度になるとは限らない=東京都内で2022年7月20日午後6時22分、山田奈緒撮影

 猛暑の中、節電のために国が「エアコンの設定を28度に」と推奨していると思っている人は多いのではないか。だが、それでは温度が十分に下がらないことがある。環境省は28度を「室温の目安」としており「設定28度」を求めていない。とはいえ、そう誤解されるようになったもっともな理由もあった。熱中症を防ぐためにも正しい「28度」の意味を探った。【山田奈緒】

酷暑に空調機器大手も注意喚起

 埼玉県熊谷市や甲府市で37・2度、富山市で37・1度、東京都心で35・1度など、各地で災害級の暑さに見舞われた2022年6月28日、SNS上では「暑くて仕事にならない」「熱中症になる」など、国への批判が相次いだ。いずれも節電のために「設定28度」を国が推奨しているとの前提だった。

 暑さへの悲鳴が飛び交う中、「28度」問題に空調機器大手「ダイキン工業」の公式アカウントも反応した。

<設定ではなく、室温28度となるよう調節してください>

<環境によって設定温度まで下がらない場合もあります>と、正しい情報を発信するツイートを引用し、注意喚起した。メーカー自身が「下がらない場合もある」と切り込み、熱中症予防を訴えたのだ。

 ダイキン工業の広報担当者は取材に対し、こう話す。

 「もちろんエアコンは設定温度に向けて動きますが、建物の気密性、室内の人数、日当たりなど、…

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