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羽生結弦さん、王者がリンクサイドで見せたもう一つの背中

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北京冬季五輪の男子フリー演技後、リンクを出てからつかんだ氷を額に当てる羽生結弦さん=北京・首都体育館で2022年2月10日、貝塚太一撮影
北京冬季五輪の男子フリー演技後、リンクを出てからつかんだ氷を額に当てる羽生結弦さん=北京・首都体育館で2022年2月10日、貝塚太一撮影

 ベストアングルではないことは分かった。でも、ファインダーから一瞬見えた姿に、万感の思いが込み上げ、シャッターを切る指先が震えた。

 北京冬季オリンピックの男子フリー演技後、リンクを出た羽生結弦選手の姿が出入り口の保護マットで隠れた。姿は見えなかったが想像はできた。上半身を起こすと、両手につかんだ氷が見えた。そう、いつものようにリンクに触れたのだ。コーチを付けず五輪に臨んだ羽生選手はひとり、握り締めた手を、そのまま額につけた。

 ほんの数秒の氷との対話に一気に引き込まれた。全ての動作に、表情に、しぐさに意味がある。羽生選手は一度カメラを向けると、その数々の問いかけに常に写真で応えたくなる存在だ。

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