- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

川井茂樹(かわい・しげき)さん(45)
ナノサイズ(ナノは10億分の1)の分子を車に見たて、24時間の走行距離などを競う「国際ナノカーレース」。今春フランスで開催された第2回大会で、分子を操作する「ドライバー」として物質・材料研究機構(茨城県つくば市)チームを優勝に導いた。「『車』にする分子を探すところからの挑戦。楽なレースではなかった」と振り返る。
分子を制御する技術は医療など多方面への応用が期待されているが、1分子を操作するのは宇宙から地球上の野球ボールを操るのと同じくらい難しいという。同チームは2017年の第1回大会で途中棄権。今回は1054ナノメートルを走破し、距離2位のチーム(678ナノメートル)を大きく引き離して雪辱を果たした。
この記事は有料記事です。
残り409文字(全文733文字)