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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナの子にギネス級の癒やしを アザラシ型ロボ「パロ」活躍

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パロを抱きしめて笑顔を見せる子どもたち=ポーランドのマゾフシェ県神経精神医学センターの小児病院で(同センター提供)
パロを抱きしめて笑顔を見せる子どもたち=ポーランドのマゾフシェ県神経精神医学センターの小児病院で(同センター提供)

 セラピー効果のある日本産アザラシ型ロボット「パロ」が、ロシアによる侵攻で国外避難を強いられているウクライナの子どもたちの心のケアに一役買っている。パロの製造・販売会社「知能システム」(富山県南砺市)が6月、ポーランドの医療機関に計4体を贈り、戦争によるトラウマ(心的外傷)や避難生活のストレスに苦しむ子どもたちがパロと触れあって笑顔を取り戻したとの報告が寄せられた。

 パロは体長57センチ、重さ約2・6キロのぬいぐるみ状のロボット。触覚・視覚・聴覚のセンサーが内蔵され、人工知能で制御される。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が1993年に研究を始め、2005年に市販化。ストレスやうつ症状を軽減する効果があり、02年には「世界で最もセラピー効果があるロボット」としてギネス認定された。これまでに30カ国以上で約7000体が使われ、東日本大震災や熊本地震の避難者、…

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【ウクライナ侵攻】

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