街の共有財産、使い方考えよう 住民自治目指す「おおさかコモンズ」

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おおさかコモンズ世話人の市田康美さん=大阪市生野区の「まちの拠り所Yosuga」で2022年7月12日午前11時38分、松室花実撮影
おおさかコモンズ世話人の市田康美さん=大阪市生野区の「まちの拠り所Yosuga」で2022年7月12日午前11時38分、松室花実撮影

 7月10日にあった参院選の投票率は選挙区で52・05%と過去4番目の低さだった。国民の政治への関心の低さは長らく課題とされているが、それぞれの地域に目を向けてみると、市民が政治に参加する「住民自治」に取り組む動きも出てきている。大阪市を中心に活動する「おおさかコモンズ」もそのひとつ。世話人の市田康美さん(44)は「まずは自分たちが暮らすまちのコモンズ=共有財産の使い方を考えていきたい」と話す。【まとめ・松室花実】

 おおさかコモンズは市内で子育てをしている女性たちの集まりから始まりました。2017年ごろから、地元で寂れていく商店街に活気を取り戻そうと、大阪市生野区の鶴橋本通商店街で手作りのものを販売するマルシェなどの活動をしていたメンバーです。

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